※ブログ人気投票、右上記ランキングバナーより当サイトを投票クリック頂けると幸いです。
こんにちは、フリーランスちゃんたけです。
世界の動きがどうであろうと、政府がどんな施策をしようとも、日本国民の現金至上主義を崩すのは、並大抵の事ではありません。
そもそも日本人は、何故そこまで現金に拘るのでしょうか?
今話は、そこを深く掘り下げていきたいと思います。多少の独断と偏見はありますが、当お買物計画の見解を
1つずつ考察していきましょう!
①治安維持と安全大国
歴史的にも、日本は島国であるがゆえに、陸続きの他国とは違い、隣国との勢力争いによる侵略戦争がなく、現在に至っては、ニセ札や金銀強奪等の大きな事件が少ない。日本の警察やセキュリティがしっかりしている為、現金はしっかり守られているという意識が日本人には強いかもしれません。
②ATMの拡大
ひと昔前までは、銀行に行って窓口でお金をおろす。後にセルフで現金をおろす
ATMが出現しました。
しかし、
ATMは銀行にあるモノ。日曜日は銀行休み。
ATMが使えるのは、土曜日の
15:00迄。
昭和の時代は、よく土曜日に慌てて
ATMに駆け込んだ人も少なくないのではないでしょうか?
明石家さんま、大竹しのぶで大ヒットしたドラマ、男女7人夏物語で、こんなシーンがありました。
週末にお金をおろし忘れたさんま扮する今井良介が土曜の午後にとある銀行ATMへ急いで駆け込む。しかし、そこには先客の大竹しのぶ扮する桃子がどんくさくATM操作をして何度もエラーをしてしまう。後ろに列をついている良介はいらいらしながらも文句を言って処理を急がせる。そんな桃子は余計にあせりながらも何とかお金をおろす。・・・やっと自分の順番になった良介は慌ててボタンを押し始めるも時間切れでお金がおろせず、ジャンジャンと言うお決まりのシーンです。
2人の漫才の様なやり取りが面白くてよく笑い転げたモノでした。
すいません。ちょっと脱線しました。
・・・時は流れ、インターネットでお金の送金が出来たり、ネット銀行が出来て、今度は全国のコンビニに
ATMが普及しました。 その間にもショッピングモールやホテル等、人の集まる場所にもよく目にするようになりました。
結局、日本全国どこでも
365日
24時間、現金がおろせる環境(インフラ)が出来上がってしまったからだと思います。
③日本の文化と慣習
日本には、世界にはない独特な慣習や文化があります。冠婚葬祭はその1つです。
現金を封入した祝儀袋や香典・そして、お年玉なんて物もあり、何かあった時、現金を封筒に入れて相手に渡す。
これは、日本人としての暗黙の礼儀になっている為、 まさか、これをプリペイドカードやスマホで送金なんてされた日には、相手も面喰ってしまうでしょう!
④生まれた時から、現金の有難さが日本人の脳にすり込まれている。
その昔、こんな言葉をよく聞かされました。
“汗水流して、労働の対価として、お金をもらう。それが労働の喜びです。”この言葉は労働者へずっと、平成の今でも伝承され、生き続けています。
・・・ふと私は、こんなドラマの1シーンを思い出します。
多少の記憶が曖昧なところはお許し下さい。 『名作である、北の国から』で、純が住み慣れた北海道から東京へ上京する際のクライマックスシーンです。
父親である五郎は、決して裕福ではない家計を切り詰め、農作業で稼いだお金を東京まで行く長距離トラック運転手へ御礼としてお金を渡します。
しかし、運転手はそのお金を純にそのまま手渡します。
純はその封筒を開けると、中からは少し泥で汚れた指跡が付いた壱万円札2枚を目にします。
運転手はこう言います。「こんなに思いがこもった価値あるお金を、俺はもらえない。お前が持っておけ!」
・・・そして、純は号泣する。
そして私も号泣する。
こんなシーンを作ってしまったら、反則です。 日本人は現金に対してのあこがれと尊厳を抱いているのです。
・・・少しセンチメンタルになってしまいましたが、元に戻りましょう!
日本の個人消費金額は300兆円(2017年度)
内、
50兆円がクレジットカード。
内、
10兆円が電子マネー。
よって、240兆円が現金決済です。
さて、この
240兆円をどう変えていくか?
それが2025年 キャッシュレス40%化の課題です。
・・・つづく